EXHIBITIONS
WELCOME TO THE GRÉY MARKET
Tokyo International Galleryでは、6月11日(金)から7月24日(土)までマイケル・ホーによる個展「Welcome to the Grèy Market」を開催いたします。
ホーはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部で学び、2018年に最優等賞であるラテン・オーナーズを取得。卒業後、活動拠点を東京に移し、視覚意味論と疑似教訓主義に焦点を当てた絵画や彫刻にアメリカのポップカルチャーを取り入れ、見る者との間に活発な対話が生じるような、より複雑な絵画の可能性を追求してきました。
本展の「グレーマーケットへようこそ(Welcome to the Grèy Market)」シリーズの作品では、街の店頭で目にする見慣れているはずのものが、見慣れない形で表現されています。ブランドのロゴやポップな図柄の風刺的な描写、ノスタルジア、文化リテラシー、装飾の捉え方が、鑑賞者の弱点として作用し、キッチュな感性を楽しむ一方で、そうした感覚に浸ることをとがめたい気持ちにもなります。
風刺的な表現は、一見、消費主義に対するありきたりで根拠のない批判にも思えますが、そこに秘められた効果は、見る者が確信している芸術的嗜好を揺さぶります。ポップな耽美主義に魅了されながら、でも風刺を拒絶したい気持ちになるのなら、まさに心を「揺さぶられた」のだと言えるでしょう。
「嗜好とは何なのか?」
「私は何が好きなのか?」
「私の嗜好は悪趣味なのか?」
「嗜好はどうやって形作られるのか?」と。
マイケル・ホーによる「Grèy Market」是非お楽しみください。
アーティストプロフィール
マイケル・ホー
1996年、アメリカ・ハワイ島で生まれ、同島で育つ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部で美術を学び、2018年に最優等賞を取得して卒業。美術学士。大学在学中は、バーバラ・クルーガー、ラリ・ピットマン、アンドレア・フレーザー、キャサリン・オーピー、エイドリアン・ウォン、エイドリアン・サックス、メアリー・ケリー、シルケ・オットー・ナップといった芸術家や教授に師事し、共同制作もした。2018年、大学卒業後まもなく拠点を東京に移し、東京と香港で作品の発表を開始。視覚意味論と疑似教訓主義に焦点を当てた絵画や彫刻にアメリカのポップカルチャーを取り入れ、見る者との間に活発な対話が生じるような、より複雑な絵画の可能性を追求している。
開催概要
- 展示会タイトル
- WELCOME TO THE GRÉY MARKET
- 開催期間
- 2021年6月11日(金) - 7月24日(土)
- 開廊時間
- 12:00-18:00
- 休館日
- ⽇・⽉・祝
- オープニングレセプション
2021年6月11日(金) 17:00-20:00
- 住所
- Tokyo International Gallery
- アクセス
- 東京臨海高速鉄道臨海線「天王洲アイル駅」から徒歩約8分、 東京モノレール羽田空港「天王洲アイル駅」 」から徒歩約10分、 京急本線「新馬駅」から徒歩約8分