UTSUROI
川村摩那、袁方洲
2024年1月13日 - 2月17日
Tokyo International Gallery、新進気鋭作家2名による2人展「 UTSUROI 」を開催!!
株式会社Tokyo International Gallery(品川・天王洲)では、新進気鋭作家・川村摩那、袁方洲の2名による2人展、「 UTSUROI 」を開催いたします。
日本語・日本文学を学んだ経験から文脈や受け手によって意味が変わる言葉の性質に興味を持ち、自身で書き綴った詩や散文に現れる言葉や情景をモチーフにして絵画を制作。キャンバスに描き重ねられた文字や図形の形が崩れて交わっていく様に、言葉の意味の移ろいゆきを重ねて表現を行っている川村摩那。
人・物・自然の関係性に着目し、ポスト・ミニマリズムや仏教などの東洋思想に影響された自身の哲学に基づき、ガラス素材を中心に、立体、絵画、映像など複数のメディアと技法を交錯させる作品を展開する袁方洲。
「かたち」を単なるものの外形ではなく、「内なるものが表に現れた姿」と捉えその内なるものが日本の文学や東洋の思想といった目には見えない人間の記憶や感情、さらには自然の持つ不可視な力とする時、鑑賞者は目にしている「かたち」からどのようなメッセージを受け取ることができるのでしょうか。
川村の作品に用いられる言葉や文学、袁の着目する思想といった知的な背景や感情、そして自然の神秘的な力といった多くの要素が複合的に結びついて具現化された「かたち」の解釈は、個々の視点や経験によって異なり、その意味や感じ方は鑑賞者それぞれによって異なるものとなるでしょう。
時代によって捉え方が変化する言葉の移り変わり、時間によって形作られる物質の変化を通して、時の移ろいを体感する展示を是非お楽しみください。
アーティスト
日本近代文学作品に浮かび上がる情景や登場するモチーフ、テキストから創造したイメージをもとに絵画を制作している。日本語・日本文学を学んだ川村は文脈や受け手によって意味が変わる言葉の性質に興味を持ち、文字の形が崩れて意味が移ろいゆく様を表現しようと試みている。 文学作品を物理的・視覚的な形で「観る」経験を提供する 。
Artist CV
1995年 | 兵庫県神戸市出身 |
2018年 | 早稲田大学 文学部 日本語日本文学コース 卒業 |
2023年 | 京都芸術大学 修士課程芸術研究科 美術工芸領域 油画専攻 修了 |
2023年 | 個展「そうして明くる日も明くる日も」haku kyoto(京都) |
2023年 | 「KANSAI VOICE vol.2」nca | nichido contemporary art(東京) |
2023年 | 「conversation」haku kyoto (京都) |
2023年 | 「MITSUKOSHI Art Selection」日本橋三越本店7階 催物会場(東京) |
2023年 | 「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023」京都文化博物館別館(京都) |
2022年 | 「3331 ART FAIR 2022」3331 Arts Chiyoda(東京) |
ポスト・ミニマリズムにおける現象学的な経験から影響を受け、袁の作品は抽象的な幾何形体や物質性、規則的な反復表現に対する強い興味を示す。近年の作品では人・物・自然の不可分な関係を可視化し、ガラス素材そのものの「意識」を通じて彼自身と現実のつながりを確立します。幼少期から絵画を勉強し、大学時代からガラス素材の研究を始まった彼は、独自の世界観を基づき、自然と人工、現実と非現実、見えるものと見えないものといった、彫刻や絵画作品をとりまく複数の境界線を行き来しながら自身の表現を展開している。
Artist CV
1995年 | 中国遼寧省生まれ |
2018年 | 清華大学美術学院 工芸学科ガラス専攻卒業 |
2021-年 | 東京藝術大学大学院美術研究科 工芸専攻 陶芸(陶・磁・ガラス造形)研究分野 博士後期課程在籍 東京藝術大学大学院美術研究科 工芸専攻 陶芸(陶・磁・ガラス造形)研究分野 修士課程修了 |
【個展】
2021年 | 虚実体 The nonentity within the entity(デカメロン 東京) |
2021年 | 中間体 Intermediary compound(Tokyo International Gallery 東京) |
2023年 | 無の反対側 Presence and Absence(ars gallery 東京) |
2023年 | くろの結界 The boundary of black(クマ財団ギャラリー 東京) |
【主な展示】
2022年 | KUMA EXHIBITION 2022(ANB Tokyo 東京) 2022 ANB Open Studio vol.1 (ANB Tokyo 東京) 第16回 大分アジア彫刻展(朝倉文夫記念館文化ホール 大分) |
2023年 | ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023(京都文化博物館 京都) 2022 SHIBUYA STYLE vol.17(西武渋谷美術画廊 東京) |
■開催概要
UTSUROI
開催期間: 2024年1月13日(土)〜 2024年2月17日(土)
休廊⽇:⽇曜、⽉曜、祝⽇
オープンニングレセプション: 2024年1月13日(土)17:00 〜 20:00
〒140-0002 東京都品川区東品川 1-32-8 TERRADA Art Complex II 2F
アクセス:東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル駅」から徒歩約 8 分、東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル 駅」から徒歩約 10 分、京急本線「新馬場駅」から徒歩約 8 分
【 安全·安心への取り組み 】
・入口にアルコール消毒液を設置しております。
・スタッフの健康・体温チェックを強化し、手洗い・うがい・手指消毒等を徹底しております。