ARTIST
⾼屋 永遠
1992年東京都⽣まれ、東京拠点。光学現象と素材の探究を軸に、絵画表現を光・物質・空間に⽣起する現象として展開する。
化粧品原料、⼟、鉱物、CO₂活⽤素材などを⽤い、素材の物理的特性や⼟地の記憶が光・視点・環境によって変容する視覚経験を⽴ち上げる。
2022年より資⽣堂みらい開発研究所と共同研究を実施。
主な個展に、「あるいは、私でないような」(デザインフェスタギャラリー、2014 年)、「It calls: shades of innocence」(Lurf Gallery、2024 年)、「無限の形象」(銀座三越ギャラリー、2025 年)、「真空の輪郭」(鎌倉画廊、2025年)、「re: materiality」(hakari contemporary、2025 年)など。
ART FAIR TOKYO、Tokyo Gendai、⽇本国際芸術祭(関⻄万博)など国内外のアートフェアに出展。
2009年 第83回国展 入選(国立新美術館、東京)
公式Webサイト:https://towatakaya.com/
Instagram:https://www.instagram.com/towatakaya
企業・研究連携
2022年より資生堂みらい開発研究所と共同研究を実施。
化粧原料の光学的特性を応用した絵画表現を開発し、資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)にて研究成果展「揺動する絵画空間」を発表。CO₂由来ポリマーを用いた新しい環境美術表現の研究・制作を進めている。新作シリーズ「Morphology of Breath ― 呼吸の形態学」では、人間と環境の循環性を、素材の光学的ふるまいとして可視化している。
2025年、日本の時計ブランド MINASE との協働により、見る角度と環境光によって色彩が変化する「悠彩」文字盤を制作。
現在は、CO₂由来ポリマーや、大分県別府市、石川県珠洲市などでの滞在政策を通して日本固有の土といった環境配慮型素材を用い、環境と人の循環性を可視化する環境美術の研究・制作を行っている。
=Artist Statement=
私は、絵画を固定された像の表現としてではなく、光、物質、⾝体、環境の関係のなかで知覚が⽣成される場として捉えている。作品は⼀つのイメージを提⽰するのではなく、⾒る⾓度や距離、光の状態によって絶えず表情を変え、その都度異なる現象として⽴ち現れる。粒⼦は光と⼲渉し、像は定着することなく揺らぎ続ける。そこでは、「⾒る」という⾏為そのものが静かに問い直されている。
近年は、能登で採取した⼟や砂、珠洲焼の灰、鉱物など、⼟地の時間を含んだ素材を⽤いながら、偏光パールや⾦属素材といった光学的特性を持つ物質を重ね合わせて制作している。表⾯は湿度や光を受けて微細に変化し、近づけば像は崩れ、離れることで再び⽴ち上がる。私の関⼼は、「主体が世界を認識し、表象する」という構造ではなく、世界が現れる条件を静かに調律し、主体を環境のなかへ再配置することにある。
作品は、⼀つの答えを⽰すためのものではなく、未だ定まりきらない場所として存在している。固定された視覚から離れ、知覚そのものが更新されていくような、新たな可能性を探っている。
BIOGRAPHY
- 1992
- 東京都に生まれる
- 2012
- ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーティンズ ファウンデーション 修了
- 2015
- ロンドン大学 ゴールドスミス・カレッジ美術学科 卒業
- 2017
- 東京大学空間情報センター 協力研究員
EXHIBITIONS
- 2023
- 【個展】「JOY AFTER ALL—花信風」(Lurf Gallery、東京)
- 2023
- 【個展】 研究成果展「揺動する絵画空間—化粧品原料を用いた表現の研究」(資生堂グローバルイノベーションセンター、神奈川)
- 2024
- 【個展】「It calls: shades of innocence」(Lurf Gallery、東京)
- 2025
- 【個展】「無限の形象」(銀座三越、東京)
- 2025
- 【個展】「雨粒は花となり、宙に舞うまで」(Lurf Gallery、東京)
- 2025
- 【個展】「象−有と生と無」(ASTER Curator Museum、石川)
- 2025
- 【個展】「re: materiality」(hakari contemporary、京都)
- 2025
- 【個展】「真空の輪郭」(鎌倉画廊、神奈川)
- 2026
- 【個展】「桜時」(阪急メンズ館アートギャラリー、大阪)
- 2026
- 【個展】「移ろいゆくもののなかで」(銀座三越、東京)
- 2016
- 【グループ展】「On the Threshold II: Formal Presence」(オリエンタル・ミュージアム、英国・ダラム)
- 2022
- 【グループ展】「diverse paintings」(西武渋谷、東京)
- 2023
- 【グループ展】「Chroma Distance」(ポーラ ミュージアム アネックス、東京)
- 2024
- 【グループ展】「Redcar Summer Exhibition 2024」(レッドカー・コンテンポラリー・アート・ギャラリー、英国・レッドカー)
- 2024
- 「Summer 2024」(鎌倉画廊、神奈川)
- 2026
- 「Winter 2026」(鎌倉画廊、神奈川)
PUBLIC COLLECTIONS
立命館アジア太平洋大学をはじめ、企業コレクション多数。
OTHER
- 2019
- ART FAIR TOKYO 2019(東京国際フォーラム、東京)
- 2022
- 資生堂みらい開発研究所との共同研究開始(化粧原料による光学表現の研究)
- 2023
- 資生堂みらい開発研究所との共同研究成果展「揺動する絵画空間」(横浜S/PARK、横浜)
- 2024
- Tokyo Gendai(パシフィコ横浜、神奈川)
- 2024
- Kiaf SEOUL(COEX、ソウル)
- 2024
- Art Fair Beppu 2024(別府国際観光港、大分)
- 2024
- 第2回日本国際芸術祭「未来を創るU35」展(御寺泉涌寺舎利殿、京都)
- 2024
- 《花信風》展示(某所[官公庁]展示企画:Art Place inc.)
- 2025
- 山脇竹生・高屋永遠共著論文「絵画技法の画種横断的な分類」出版、芸術科学学会
- 2025
- ART FAIR TOKYO 2025(東京国際フォーラム、東京)
- 2025
- 第3回日本国際芸術祭「流転と無限」(関西万博・夢洲、大阪)
- 2025
- Tokyo Gendai(パシフィコ横浜、神奈川)
- 2025
- Art Fair Beppu 2025(別府国際コンベンションセンター ビーコンプラザ、大分)
- 2026
- 高等学校用国語教科書装画を担当。明治書院出版『新精選 現代の国語』『新精選 言語文化』
WORKS